福祉サービスを通じて、ご家族やお子さまの外出サポートを申し込みたい
という方は、
「どんなサービスに申し込んだらいいんだろう」
「行動援護とか移動支援とか、ややこしくて分からないよ…」
とお困りかもしれません。
たしかに、似たような名前のサービスが多いですし、どれが自分たちにピッタリなのかが、分かりづらいですよね。
特に行動援護と移動支援は、内容も名前も似ていて、ややこしいです。
そこで、ここでは二つの違いについてご説明。
ぜひ最後までお付き合いください!
移動支援と行動援護の違いって?
移動支援も行動援護も、ざっくり言うと「外出をサポート」するもの。
ただし、管轄やサポートの度合が異なります。
表にまとめてみました。↓
対象者 | 支援の範囲 | 管轄 | |
移動支援 | 障害などにより外出時のサポートが必要な方 | 社会生活上必要不可欠な外出・社会参加に際する移動のサポート | 市町村 |
行動援護 | 重度の知的障害・精神障害があり、障害支援区分などの要項を満たす方 | 行動時の危険を回避するための援護、外出前後の着衣介助・排せつ及び食事などの介護サポート | 国 |
イメージとしては、「基本的に一人でできるけれども、サポートが必要な方」は移動支援を、「着衣介助などのサポートも含めてしっかりしたサポートが必要な方」は行動援護を申し込むことになります。
ただし、移動支援は市町村によって細かい条件が異なるため、確認が必要。
行動援護は、国管轄のため地域差はありませんが、障害支援区分など要項が定められている(※)ので、こちらも該当しているかどうかチェックしてくださいね。
※…障害支援区分が区分3以上で、障害支援区分の認定調査項目のうち行動関連項目等(12項目)の合計点数が10点以上(児童にあってはこれに相当する支援の度合)
移動支援・行動援護の利用例
- 公園への散歩
- 博物館や動物園などへのお出かけ
- 買い物
- ボランティア活動への参加
移動支援や行動援護は、このような範囲で利用することができます。
※ただし、長期にわたる通学や政治・宗教活動、経済活動(通勤)や宿泊などは自治体によるので、ガイドラインに準じた提供となります。
「安全に外出して、いろんな経験をさせてあげたい」
「一人で外に出すのはちょっと心配…」
「家族以外の大人に慣れてもらいたい」
という方は、ぜひ積極的に活用してみてはいかがでしょうか。
月の利用時間や細かいガイドラインは、各自治体もしくは福祉サービス業者に問い合わせてみてくださいね。
外出支援や行動援護で安全・安心なお出かけを
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
移動支援と行動援護の違いについて、ご説明してきました。
なんとなく、うちはこっちに当てはまりそう…!
といったイメージが掴めていたら、幸いです。
安全に外出し、より生活を豊かにするためのサポートが受けられる、移動支援と行動援護。
実際にこのサービスを利用されているご家族からは
「一人でのお出かけはちょっと心配だけど、プロと一緒なら安心」
「家族以外の大人と接する機会を持てて、世界が広がった」
「外出先でパニックになったらどうしよう、という不安がぬぐえた」
などの声も◎
公園や動物園、プールなどにも安心してお出かけできるようになれば、活動の場も増えて、より充実した毎日になりそうですよね。
移動支援や行動援護サービスを受けてみようかな
もうちょっと詳しいことが知りたいな
という方は、一度福祉サービスの職員に相談するのがおすすめ。
丁寧に説明してくれるはずです。
もしも千葉市隣接にお住まいであれば、以下のボタンから該当する福祉サービス業者に問い合わせができます。
ぜひ、ご活用ください!
※県外の方は、各自治体にや相談員さんにお問い合わせください